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公開日
2026/7/9 07:00

「ゆるめ社内ラジオ」として社内配信するjicTech FM。その内容を一部ご紹介しています!今回のテーマは「私たちの新たな羅針盤ができるまで~VMV刷新の舞台裏トーク~」です。ゲストとパーソナリティはこちらのメンバー。
ー ゲスト:HR Group Manager 野家
美術大学卒業後、カメラマンとして個人事業主を経験。またスタートアップで管理部門全体を経験し、人事に関心を深める。不動産テック企業で15→200名超の成長フェーズに携わった後、2022年5月にjustInCaseTechnologies入社。現在HRチームのグループマネージャー。
ー メイン パーソナリティ:HR 村松
大学卒業後、製造業やデザイン会社にて総務・人事・採用といったバックオフィス業務を経験。2023年8月より当社へ入社し、主に中途採用を担当。
ー アシスタント パーソナリティ:Public Relations 浮ヶ谷
大学卒業後、国内生保会社にて法人営業を担当。その後、保険業界紙の記者として13年間にわたり保険業界各所を取材した経験を持つ。2024年4月より当社にて広報を務める。
目次
村松:皆様こんにちは!jicTechの社内ラジオ「jicTech FM」です。今回は、昨年末にリニューアルした当社のVMV(ビジョン・ミッション・バリュー)をテーマに、策定を進行したHRの野家さんをゲストに迎え、パーソナリティの村松、アシスタントの浮ヶ谷の3人でお届けします。ボードメンバーの熱い想いや議論の裏側、そしてこれからの組織作りについて深く掘り下げていきます!
村松: 元々あったVMVもこれまでの当社を支えてきた大切なものでしたが、今回改めて再定義が必要となった背景には、どのような課題感があったのでしょうか?
野家: アップデート前のVMVは、当社の祖業である少額短期保険事業(toC向け)を行っていた時代に作られたものでした。現在はテクノロジー事業(toB向け)がメインとなっており、事業内容とのズレが生じていたことが1つ目の理由です。
もう1つは組織のフェーズの変化です。創業期は「まずはがむしゃらに突き進む」ことが正解でしたが、現在は組織も拡大し、開発手法もアップデートされています。個人の力だけで解決するのではなく、「全員で協力しながら高い成果を出していく」という前提へシフトするために、特にバリューの刷新が必要でした。
村松: 不足があったというよりは、事業や組織の成長に合わせて、現時点のリアルな状況に適応させたということですね。

村松: 新しいVMVは具体的にどのような位置づけで、どういったプロセスを経て言語化されたのでしょうか?
野家: 経営戦略を組織で実現していくにあたり、VMVそれぞれを定義し直しました。
ビジョン: 当社として何を目指すのか(最高到達点・北極星)
ミッション: どの事業ドメインで、どんな価値を発揮するのか
バリュー: 実現するために、自分たちが大切にする価値観は何か
まず、目指す世界観であるビジョン「助けられ、助ける喜びを全ての人へ」は、創業者の強い意志に基づいたものですが、改めて「揺るぎない北極星」として変えずに維持することをボード全員で確認しました。
その上で、ミッションとバリューについては、HRから複数の素案を提示。ボードメンバーから多くの提案や意見をもらい、事前にコメントや投票を行った上で何度もミーティングを行い、徹底的に議論を重ねました。HRや一部のメンバーだけで決めたものではなく、ボードメンバー全員が「当社は何を目指し、どんな行動を大切にしたいのか」を徹底的に考え抜いて言語化したものです。

村松: 続いて新ミッションについて伺います。今回、金融庁も掲げる「顧客本位の業務運営」という言葉を大きく打ち出したスタンスが印象的でした。ここに込めた背景や覚悟を教えてください。
野家: 保険という仕組みには、必要性の高さの一方で、比較の難しさや保険料の透明性など、どうしても売り手とエンドユーザーとの間に情報格差が存在します。だからこそ、保険が本来持つ「相互扶助」という価値を納得感のある形で届けるには、お客様の利益を最優先に考える業務運営が不可欠です。
「私たちはインシュアテック企業として、この構造的な課題をテクノロジーで解消し、顧客本位の業務運営を進化させる立場にあるのではないか」という議論がボード間で熱く交わされ、このミッションに決定しました。
村松:さて、同席の浮ヶ谷さんにお聞きしますが、保険業界紙での記者経験もある浮ヶ谷さんは新しいミッションをどう感じましたか?
浮ヶ谷: そうですね、保険業界を長く見てきた視点から言うと、「顧客本位」は当たり前のようでいて、徹底するのが非常に難しいテーマでもあります。あえてそれをミッションに掲げたのは相当な覚悟の表れですし、クライアントである保険業界の皆様と同じ目線で並走していこうという強い意識を感じました。
村松: ミッションを実現するために、メンバー一人ひとりの行動指針となるのが「バリュー」ですね。今回定義された4つのバリューについて教えてください。
野家:改めて前提をお話しすると、バリューはビジョン・ミッションを実現するために、日々どのような行動を大切にするのかを言語化したものです。今回は「挑戦」「顧客視点」「経営目線」「コラボレーション」の4つを定義しました。各バリューには説明文も補記しており、その説明文まで含めてValueの中身として捉えています。

① 挑戦:「変化の中で、自ら考え突破していく」
野家:「挑戦」は、単に新しいことをやってみよう、という意味だけではありません。スタートアップである以上、事業も組織も変化し続けますし、不確実なことや、まだ答えが決まっていないことも多くあります。
その中で、変化に対して足を止めるのではなく、まず状況を理解し、自分たちに何ができるのかを考えて動くこと。必要に応じて柔軟にやり方を変えながら、実行力をもって突破していくこと。そうした姿勢を「挑戦」として大切にしたいと考えています。
難しいことや面倒に見えることの中には、事業や組織を前に進めるための重要な課題が含まれていることがあります。だからこそ、難しいからこそ挑む価値があり、面倒だからこそ解決する意味がある。その挑戦の積み重ねが、私たち一人ひとりと組織を成長させる原動力になると考えています。
② 顧客視点:「誰に、どのような価値を届けるか」
野家:「顧客視点」は、多くの会社で使われる言葉でもありますが、当社では“誰に、どのような価値を届けるのか”という観点から、意味を整理しました。
当社は保険会社さまをクライアントとする事業が多いですが、そこで止まるのではなく、その先にいるエンドユーザー、つまり保険を選び、使う方々が何を求めているのかまで意識することが大切です。
説明文にある「高い品質」という言葉は、単にきれいに作る、ミスなく納品するということだけではありません。保険領域に関わる企業として、顧客のために本当に意味のあるものを、安心して使える水準で届けるという意味を含んでいます。
目の前の相手に応えるだけでなく、最終的な価値の受け取り手にとって本当に必要なものは何か。職種にかかわらず、自分の仕事の先にいる顧客を捉え、その人たちに価値を届けることが、jicTechにおける顧客視点だと考えています。

③ 経営目線:「自分の仕事を、会社の方針と接続する」
野家:「経営目線」は、全員に経営者と同じ判断をしてほしい、という意味ではありません。各自の立場や職種に応じて、会社の戦略や方針、組織として今何を求められているのかを理解しようとする姿勢を大切にしたい、という意図です。
日々の業務の中では、自分に担当範囲だけを切り出して考えるのではなく、その仕事が事業や組織全体の中でどのような意味を持つのかを捉えることが重要です。
また、限られたリソースの中で、何を優先し、どの品質水準で、いつまでに届けるのか。QCD(クオリティ・コスト・デリバリー)を意識しながら、自分がやるべきことにコミットする姿勢を、このValueでは表現しています。
④ コラボレーション:「自立したプロ同士が補完し合う」
野家:「コラボレーション」は、単に仲良く働く、という意味ではなく、事業を前に進めるために、自立したプロ同士が互いを補完し合うことを表しています。
一人ひとりが自分の役割や専門性を持って成果を出すことは重要ですが、事業や組織の課題は、一人や一チームだけで完結できるものばかりではありません。だからこそ、自分にできること・今はできないことを正しく認識し、必要に応じて周囲の力を借りたり、自分の知見を共有したりしながら、全体としてより良いアウトプットを出していくことが大切です。
前向きに、建設的に、相手の状況を理解しながら協力し合う。その積み重ねによって、個人の成果を超えた価値を組織として生み出していきたいと考えています。
村松: ありがとうございます。4つのバリューそれぞれが独立しているのではなく、すべてが連関することで会社としての新たな価値が生み出されるイメージが伝わってきました。
村松: よく、VMVは作って終わりになりがちという話も聞くのですが、今後どのように組織に浸透させていく想定でしょうか?
野家: 日々の判断や1on1、振り返りのフィードバックの中で自然と使われる「共通言語」にしていきたいです。その第一歩として、次回の半期評価から「バリュー評価」として実際の評価制度に接続する予定です。
まだまだ浸透しきっているとは言えませんが、オンボーディングや採用資料などあらゆる場面で背景や意図を伝え続け、日常の会話に落ちていく状態を目指します。
村松:評価制度や日々のフィードバックにも接続していくことで、VMVが少しずつ組織の共通言語になっていきそうですね。最後に、今回のVMVを踏まえて、これからのjicTechをどのような組織にしていきたいか教えてください。
野家: 当社は既存事業を展開していくだけでなく、新しい事業や価値を創出しているフェーズにあります。だからこそ、変化を避けるのではなく、変化を前向きに受け止め、力に変えていけるチームでありたいと考えています。また、今は業務や役割が細分化され、決められたタスクだけを進めればよいフェーズではありません。個人でやり切る力ももちろん大切ですが、周囲と協力しながらチームとして成果を出していくことが、今のjicTechでは非常に重要です。
今回のVMVは、そうした組織をつくっていくための共通言語です。一人ひとりが自分の仕事とVMVを接続しながら、Vision・Missionの実現に向けて、組織として前に進んでいきたいと考えています。
村松・浮ヶ谷: 野家さん、ありがとうございました!
当社の今をお伝えする「jicTech FM」、次回もお楽しみに!
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