Media / News

メディア/お知らせ

ホーム

>

メディア/お知らせ

>

20年以上の損保キャリアを経てスタートアップへ。ITと保険の本質を結びつけ、誰もが安心できる社会を目指す

20年以上の損保キャリアを経てスタートアップへ。ITと保険の本質を結びつけ、誰もが安心できる社会を目指す

公開日

2026/8/21 01:00

日々全力で前に進むjustInCaseTechnologiesの社員たち。この企画では、メンバーが当社にジョインするに至るまでのストーリーを、彼ら自身が語る言葉でお届けしていきます! 今回は、プロダクトマネージャー(PdM)を務める臼田裕毅です。 justInCaseTechnologies わたしの、ここから。

臼田 裕毅(Usuda Yuki)

  • 職種: Product Manager / Business Analyst

  • 趣味: カメラ

日系損保会社の自動車保険部門で約20年にわたる経験を有する臼田が次のステージとして選んだのは、インシュアテックであるjustInCaseTechnologiesでのPdMの仕事でした。「損保会社でこれ以上無い程の経験をさせてもらって、次のキャリアを考えたとき、挑戦したいと思えた場所だった」と語る臼田に、これまでの経歴や仕事に対する思いについて語ってもらいました。

「2週間ぶりに家から出た」ー先輩の言葉から始まったキャリアの転換

私が就職活動をしていた時期は、大卒就職率が55%程度という「就職氷河期」の真っ只中でした。法学部出身ということもあり、大学時代は周囲の多くが司法試験を目指していました。私も当初は「みんながやっているし、そういう道もあるのかな」と流されるように法曹界を目指そうとしていた一人です。しかし、大学3年生で司法試験に合格した優秀な先輩が受験勉強期間にふと口にした「あ、俺、2週間ぶりに家から出たわ」という一言を聞いて衝撃を受けました。「そんな生活は自分には到底できない」とすぐに察し、即座に一般企業への就職へと舵を切りました。

民間企業の就活では、文系出身で技術的な強みがない自分ができるコア事業は何かと考え、金融業界を中心にアプローチしました。実は、第一志望はメガバンクだったのですが残念ながらご縁がなく、地銀とリース業界と損害保険会社から内定をいただきました。父親が損害保険会社に勤めていたこともあり、転勤が多い働き方も含めて人生設計のイメージが湧きやすかった損害保険業界へ進路を決めました。

「クルマの保険」一筋に駆け抜けた20年間

新卒で入社した会社で、自動車保険部に配属されて以来、私の損保キャリアは一貫して「クルマの保険」と共にありました。

入社から数年後、業界全体で保険金の不払い問題が表面化し、その適正化に向けた大規模な対応に追われました。私は自動車保険部にて、等級是正に伴う保険料と支払保険金の損得を試算してお客様にご案内する社内試算センターの立ち上げや、その後に発覚した割引漏れ防止のためのシステムの構築などに携わりました。この時のお客様へ適正な契約引き受けと支払いを行うための仕組みづくりは、社会人としての大きな糧となりました。

30歳になる頃、業界再編により会社の合併を経験しましたが、引き続き「クルマの保険」を担当することとなり、当時としては先進的な取り組みであった「テレマティクス自動車保険」の開発プロジェクトに関わりました。その後、2019年に事務企画部門へ異動となりましたが、異動後の部署では社内の事務企画だけではなく、自賠責保険制度自体の設計にも携わることとなりました。2020年に損保業界で自賠責保険の手続きを非対面・ペーパーレス・キャッシュレスで完結できるようにする業界共同システムを構築するプロジェクトが立ち上がってからは、所属保険会社の主担当者として、時には業界の代表者としてこのプロジェクトを成功させるために奔走してきました。

自賠責保険は国交省と金融庁の2つの省庁が関わる制度であり、省令の変更手続きを含め、従来の「対面・紙・現金」という慣行を変える非常にハードルの高い大事業でした。しかし粘り強く調整を続け、2025年に無事リリースを迎えることができた時は、一つの大きな仕事をやり遂げた達成感がありました。

大きな壁といえば、会社合併そのものも試練の一つでした。中堅損保から大手損保へと変化する中で、社風やシステム、用語、決定プロセスが激変しました。旧社では担当者間の合意で進められた意思決定も、新会社では綿密な部門間調整が必要となり、昔の感覚で進めて厳しく指摘を受けたこともあります。一つひとつの違いを学び、愚直かつ誠実に対応を重ねることで、少しずつ信頼を勝ち取っていきました。

「掛け捨て」という言葉をなくしたい。jicTechへの挑戦

自賠責保険の共同システムをリリースし、一区切りがついたタイミングで「このまま同じ会社にいて、これ以上の挑戦ができるだろうか」と次のキャリアを考え始めました。
そんな時に出会ったのがjustInCaseTechnologiesでした。祖業であるjustInCaseは、特に少額短期保険の分野で、コロナ保険やP2P保険など先進的でユニークな挑戦をしている企業として業界内でも知られた存在だったことから興味を持ちました。

転職の決め手となったのは、「助けられ、助ける喜びを、すべての人へ」というVisionへの強い共感です。 そもそも、保険業界で長年働く中で、保険の「掛け捨て」という言葉にはずっと違和感がありました。保険は本来、互いに助け合う「相互扶助」の仕組みであり、決して掛け金を「捨てている」わけではないと考えているからです。いわば「掛け捨て」こそが保険の本質であると考えていた私にとって、ITの力を活用して「困ったときにお互いを助け合う」という保険本来の価値を社会に届けていこうとする姿勢はまさに理想とするものでした。

入社前には「Insurtech企業だから保険業界出身者が多いのだろう」と思っていましたが、実際にジョインしてみると異業種出身のメンバーが多く、フレッシュな視点に溢れていました。一方で労務や人事の制度もしっかりと整っており、良い意味でのギャップを感じました。

これからの挑戦と仕事の信念

私の仕事における信念は二つあります。 一つは「相手の意見を聞く耳を持ち、自分の意見も言うこと」。前職では本社部門に所属していたこともあり、現場社員から日々、多数の相談や問合せを受けていました。その中で、「相手が本当は何に困っていて、何を求めているのか」を汲み取る重要性を学びました。そのため、まずは相手の考えをしっかり受け止め、その上で自分の意見を提示することを心掛けています。

もう一つは「ステークホルダーみんながHappyになる方法を突き詰めること」です。きれいごとに聞こえてしまうかもしれませんが、自分や自社だけの利益を追うのではなく、関係する全員が納得できる解を模索し続ける姿勢を大切にしています

現在、私は、20年以上の社会人キャリアの中で初めて「営業」という領域に挑戦しています。アライアンス営業や少額短期保険業設立コンサルティングなど、これまでの損保知識や商品開発・事務企画のスキルを活かしながらビジネスの幅を広げている最中です。

当社のVMVの4つのバリュー(挑戦・顧客視点・経営目線・コラボレーション)の中でいうと、私は特に「顧客視点」を意識しています。保険会社や代理店が抱える真のペインや悩みを深く理解し、顧客視点に立った本質的な提案を行っていくこと。それこそが、損保会社からインシュアテック・スタートアップに飛び込んだ私の役割であり、果たすべき挑戦だと考えています。これまでに培った専門性と顧客視点の姿勢を強みに、Insurtechの立場から保険業界の発展に寄与していきたいと思います。 


採用情報

Career